皆様、こんにちは!
阪急箕面駅より徒歩3分にある尾川歯科医院です。
むし歯は初期症状が乏しく罹患しても気付かずに放置してしまうこともあります。発見したら早めに対応することで、むし歯を食い止めることができるため早期発見・早期治療が大切です。
今回は、むし歯の進行と治療方法を解説しますのでセルフチェックに役立ててください。
むし歯の進行
むし歯は5段階に大きく分けられます。
C0:初期のむし歯
初期のむし歯は歯の表面が白く濁った状態になり、表面に穴は見当たりません。
そのため、むし歯になったことに気付かない方もしばしばいらっしゃいます。
C1:エナメル質までのむし歯
歯の表面(エナメル質)までのむし歯の細菌に感染した状態です。
歯の表面に小さな穴が空いていますが、自分では気付かないこともあり歯医者で初めて発見されることもあります。
痛みやしみるなどの自覚症状もほとんどありません。
C2:象牙質まで到達したむし歯
エナメル質の下の層である象牙質までむし歯の細菌に感染した状態です。
歯の表面には目で見てもわかる穴が空くこともあり、入り口は小さくても内部にかけて広くむし歯が広がっていることもあります。
冷たいものがしみる症状が現れます。
C3:神経まで到達したむし歯
神経まで到達したむし歯で、冷たいものや温かいものがしみて痛いと感じるでしょう。
大きく歯も崩壊するため見た目でむし歯と判断することができます。
C4:歯根だけが残ったむし歯
歯の頭(歯冠)がほとんど崩壊して、歯の根っこだけが残った状態です。
歯の神経が生きていれば何もしていなくても歯がズキズキと痛みます。
歯の神経が死んでいれば痛みを感じることはありませんが、放置しておくと顎の骨にまで感染を広げるため早めの治療が必要です。
むし歯の治療方法
ここからは、C0~C4までのむし歯治療を紹介します。
- C0:歯を削ることはせずに、フッ素塗布と適切なセルフケアで自然治癒をめざします。
- C1:むし歯に感染した部分を削り、歯科用のプラスチックを埋めます。
- C2:むし歯に感染した部分を削り、歯科用プラスチックで埋めるもしくは詰め物(インレー)を被せます。
- C3:むし歯に感染した部分を削り、根管治療(歯の神経を取り除く)をします。その後型取りを行い、土台を立ててから被せ物(クラウン)を装着します。
- C4:歯を保存できる場合は根管治療を行い、土台を立ててから被せ物を装着します。歯の保存が難しい場合には、抜歯を行い入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの人工歯で補います。
当院では、保険診療と自由診療を取り扱っていますので、患者様のご要望に応じてぴったりの治療方法をご提案させていただきます。
コメント