皆様、こんにちは。
阪急箕面駅より徒歩3分にある尾川歯科医院です。
「歯周病って聞いたことはあるけれど、対策方法ってないの？」とよくわからない方も多いでしょう。
歯周病は自覚症状がほとんどなく、じつは歯を失う原因の第1位とわかっています。
そこで今回は、歯周病の原因と対策を解説しますのでいつまでも歯の健康を守れるように参考にしてください。
歯周病は歯を失う原因第1位？
歯周病は歯を失う原因になります。
2018年に全国2,345の歯科医院で行われた「全国抜歯原因調査結果」では、歯が失われる原因で最も多かったのが「歯周病」（37%）、次に「むし歯」（29%）とわかっています。
歯の健康を脅かすのはむし歯というイメージが強いですが、中高年になるとむし歯よりも歯周病にかかりやすくなります。
（出典：厚生労働省e-ヘルスネット_歯の喪失の原因 より）
歯周病の初期症状はほとんどなく、歯ぐきの出血や腫れからはじまり放置してしまう方も少なくありません。
すると、歯を支えている顎の骨まで歯周病の細菌により溶かされてしまい、歯がグラグラと動くようになります。
しまいには歯が抜け落ちてしまうこともある恐ろしい病気です。
歯周病の原因
歯周病の主な原因は、歯垢（プラーク）です。
食事をした後に、食べかすをしっかり落としきることができないと、食べかすの中で細菌が増殖して歯垢（プラーク）ができます。
そして、この歯垢の中には歯周病やむし歯の細菌も存在しており、お口のトラブルを引き起こす原因となるのです。
歯垢は歯と歯の間や歯と歯ぐきの間に溜まりやすく、見た目は白黄色をしており粘り気があります。
歯周病の対策
歯周病にかからないようにするためには、「セルフケア」と「プロケア」の両方が大切です。
セルフケアとは、主に歯磨きのことをいいます。歯垢を溜めないように適切なブラッシング方法で毎食後はもちろん、就寝前に歯磨きを行うことが大切です。
当院では、患者様に合わせて歯磨き指導を行っておりますので、歯周病にかかる前から適切な歯磨き方法や歯ブラシの選択方法などお気軽にご相談ください。
プロケアとは、歯科医師または歯科衛生士がセルフケアでは落としきることができなかった「歯垢」や歯垢が固まってできた「歯石」を専用の器具や機材を用いて落とす歯のクリーニングのことです。
定期的に歯のクリーニングを行うことで、歯周病にかかりにくいお口の環境に整えることが可能です。
他にも、プロケアでは自分では気付かないお口のトラブルを早期発見することができますので、万が一歯周病にかかっていても初期段階で治療に移行することができます。
「歯医者に全然通っていない」「歯磨きすると血が出る」方は、セルフケアだけではなく歯科医院で歯のクリーニングを受けるのがおすすめです。
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