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院長コラム

歯の神経の大切な役割

こんにちは。

ついつい甘いジュースやアイスがほしくなるこの季節ですが、寝る前にはしっかり歯磨きをしないとあとでむし歯になって痛い思いをするので要注意です。

そんなむし歯をはじめ、私たちが痛みを感じるのは「神経がある」からです。

患者さまのなかには、「二度と痛くならないように神経をとってほしい」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。

歯医者では、たとえむし歯になっても神経は残せるようにできるだけの努力をしています。

なぜ、そうまでして神経を残したいのか? 神経がもつ「大切な役割」をご紹介いたします。

神経の役割 その1 栄養補給をしてくれる

神経は痛みを伝えるだけでなく、歯に栄養や酸素も運んでいます。

神経を失ってしまうと当然これらは行き渡らなくなり、次第に歯はもろくなります。

やがては硬いものを噛んだときなど、何かの拍子に割れたり折れたりすることもあります。

神経の役割 その2 むし歯であることを教えてくれる

冷たいもの、熱いものがしみれば、「むし歯かも」と異変に気付くことができます。

しかし、もし神経がなければ痛みを感じることが出来ず、むし歯にきづきにくくなります。

気づく頃にはかなり進行していることが多く、抜歯せざるを得ない場合もあります。

神経の役割 その3 むし歯から歯を守ってくれる

むし歯が一定のところまで進行すると、神経はそれを防ごうと壁を作り、むし歯の進行や痛みを抑えてくれます。

もし神経をとってしまうと、痛みで気づくことが遅れるうえ、防御する力も失ってしまうためむし歯の進行も早くなってしまうのです。

 

このように神経をはいろいろな形で歯を守ってくれるとても大事なものです。

できれば「とりたくない神経」ですが神経を抜かざるを得ない場合もあり、その原因はむし歯の進行によるものがほとんどです。

そうならないためにもぜひ歯科医院での定期健診をおすすめしています。

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