皆様、こんにちは。
阪急箕面駅より徒歩3分にある尾川歯科医院です。
「矯正治療をはじめたいけれど、装置があって歯磨きがしにくいのでは?」と心配ではありませんか。
矯正装置を装着しても適切な歯磨きができていればむし歯を予防することは可能です。
そのためには矯正治療を開始した段階で、セルフケアの見直しをするのがおすすめです。
今回は、矯正治療中のむし歯リスクと歯磨きのコツ、使用したい清掃補助用具を紹介します。
矯正治療中はむし歯のリスクが上がる!?
矯正治療中は、むし歯のリスクが高まるのではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。
じつは、矯正装置を歯の表面に固定する「ワイヤー矯正装置」は、セルフケアに技術が必要となるためむし歯のリスクが上がるといわれています。
そもそも、歯並びがよい方と歯並びが悪い方と比べると、歯並びが悪い方がむし歯のリスクは高まります。
理由は、歯の重なりや捻じれにより歯と歯の間などに食べかすや歯垢が溜まりやすくなるからです。
食べかすが放置されると細菌が増殖して、食べかすに含まれる糖をむし歯菌が分解する際に酸を生成するため歯が溶かされてむし歯になってしまうのです。
これに加えて矯正装置が歯の表面に固定されると、ブラケットやワイヤーが邪魔になり歯の表面に歯ブラシの毛先が当たりにくく、十分な清掃ができない傾向があります。
矯正治療中の歯磨きのコツ
矯正治療中であってもセルフケアの方法を見直せば、むし歯は予防できます。
ここからは、矯正治療中に注意して磨きたい箇所やおすすめの清掃補助用具を解説します。
歯垢が溜まりやすい箇所
以下は、矯正治療中に食べかすや歯垢が溜まりやすい箇所となります。
- 歯と歯の間
- 歯と歯ぐきの境目
- ブラケットの周り
- ワイヤーと歯の間
歯ブラシの毛先を歯の表面に当てるだけではなく、ブラケットに当たるように斜め45度にして歯ブラシを当てたり、ワイヤーと歯の間に意識的に歯ブラシの毛先が入るように磨いたりすると良いです。
矯正治療中の清掃補助用具
歯ブラシだけでは、細かな場所の歯垢や食べかすを取り除くことは難しいため、清掃補助用具を使用するのがおすすめです。
1.タフトブラシ:歯ブラシの毛先が一筆状になっており、一番奥の歯やブラケットの汚れを落とすのに向いています。
2.デンタルフロス:歯と歯の間やワイヤーと歯の間の汚れを除去しやすい糸状の清掃用具です。矯正治療中は、ロールタイプの使用がおすすめで矯正専用のタイプもあります。
3.歯間ブラシ:歯と歯の間を磨くのに特化した清掃補助用具ですが、ワイヤーと歯の間の汚れを落とすことも可能です。
矯正治療中の歯磨きのコツや清掃補助用具などに関してご不明な点や質問などございましたら、いつでも尾川歯科医院にご相談ください!
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