Web予約
メール無料相談
072-720-1181
アクセス

院長コラム

インプラント治療は安全?成功率を上げるポイントと注意点

https://ogawa-minoh.com/cms/wp-content/uploads/2023/02/MG_0264-e1677493101715-300x300.jpg
院長・尾川真也

こんにちは!箕面駅近くの尾川歯科医院の尾川です。
今回のブログのテーマは、インプラント治療について紹介します。

残念ながら抜歯せざるを得ない状況になり抜歯した後にその部分を補う治療法のひとつにインプラント治療があります。インプラント治療は、他の歯に負担をかけない、かつ審美性が高い治療法ですが、治療を行うことが難しい、または治療後問題が起こってしまう場合もあります。

こちらのページでは、インプラント治療の成功率を上げるためのポイントついてまとめました。治療をご検討中の方はぜひご参考ください。

インプラント治療が上手く行われるためには

患者の口の中をチェックする歯科医

インプラント治療を安全に行い、長期間問題なく維持させるためには、まず治療を行う前に患者様の全身の健康状態やお口の中の状態をしっかりと把握することが大切です。そしてインプラントの予後にとってリスクとなることがある場合は,インプラント治療を行うことが可能か評価する必要があります。場合によっては治療を断念したり、延期したりする必要があります。

ここではインプラント治療にとってリスクとなりえる項目をいくつかあげてみます。

① あごの骨の厚みや高さが不足している

インプラント治療は、歯の根の役目をするインプラント体をあごの骨に埋入して、そのうえに人工の歯を被せる治療法です。あごの骨の高さや幅がしっかりあればインプラント体を支えることができますが、インプラント体を埋入できる十分な高さや幅がなければ、骨造成等の手術を行う必要があるため治療の難易度が難しくなります。

② 歯周病の状態がコントロールされていない

歯周病が進行すると、歯ぐきだけでなく歯を支える顎骨にも影響を及ぼし、あごの骨を溶かしてしまいます。そして最終的に歯がグラグラして抜けてしまうこともあります。

インプラント体もご自身の歯と同じように、インプラント体を埋入する時にはあごの骨がしっかりあっても時間が経ちインプラント周囲炎が進行するとインプラント体がグラグラしてしまいます。インプラント周囲炎を起こす細菌は歯周病を起こす細菌と似ているため、お口の中の歯周病菌が少ないほうがインプラントは長持ちします。

③ タバコを吸う

タバコを吸っている方の粘膜には慢性的に炎症が存在し,粘膜の治りが悪い傾向があります。そのため非喫煙者と比較し インプラント治療の成功率が低いことが報告されています.また骨造成を行う場合においても非喫煙者と 比較して結果が悪いと報告されています。 そして喫煙は歯周病を悪化させますので喫煙を継続すると歯周病が悪化するだけでなく,インプラント 周囲炎も起こりやすくなります。

④  糖尿病のコントロールができていない

糖尿病の状態がコントロールされていないと手術時、手術後に感染しやすいばかりでなく,骨の治りや骨との結合にと ってもリスクが高くなります。他臓器の合併症がコントロールされた上で,HbA1c:6.9%以下, 空腹時血糖値 140 mg/dL 以下,尿ケトン体(−)にコントロールされてからインプラント治療をした方が良いと言われています。

⑤ 日々のブラッシングを怠ってしまう

インプラント治療は「手術をしたら終わり」ではありません。安定した状態を維持するには、毎日のお手入れにも気を使う必要があります。とくに根元の汚れは、脱落リスクの高いインプラント周囲炎につながりやすいため、注意が必要です。歯間ブラシやデンタルフロスも使用しましょう。

ポイントをおさえて安全なインプラント治療を

以上のように、インプラント治療の成功率には、お口の中だけではなく全身の状態や日々の習慣も関わるため、当院では治療を始める前にしっかりとカウンセリングさせていただきます。

https://ogawa-minoh.com/cms/wp-content/uploads/2023/02/MG_0264-e1677493101715-300x300.jpg
院長・尾川真也

歯を失ってお食事しにくい等の理由でインプラント治療をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA