皆様、こんにちは。
阪急箕面駅より徒歩3分にある尾川歯科医院です。
「食事中にむせる」「つばがしっかり飲み込めない」などの症状はありませんか？
このような症状を放置しておくと、誤嚥（ごえん）性肺炎になるリスクが高まります。
当院では歯科医院に通院できない方へ訪問歯科診療を行い、誤嚥性肺炎の予防のための診療を行っております。
今回は、シニアの方に多い誤嚥性肺炎について、また訪問歯科診療がなぜ誤嚥性肺炎の予防に効果的なのかをお話しします。
誤嚥性肺炎とは？
誤嚥性肺炎とは、食べものや唾液などが誤って気管に入ってしまうことで、肺に炎症が起こる病気のことです。
主な症状として、以下の様なことが挙げられます。
- 発熱
- 咳
- たん
- 呼吸困難
シニアになり、飲み込む「嚥下機能」が低下すると、しっかり食べものや唾液を飲み込むことが難しくなります。
食事中にむせることが多くなった方や、いつまでもお口の中に食べものが残留している方は、嚥下機能が低下してきている可能性が高いです。
通常、食べものを飲み込んだ際には食道を通り胃に送られるのですが、嚥下機能が低下していることで気管に食べものが入り込んでしまいます。
そして、食べものや唾液に含まれるお口の中の細菌まで肺に入り込んでしまうため、細菌により肺が炎症を引き起こします。
訪問歯科診療で誤嚥性肺炎を防げるの？
お口の中の細菌を少なく保つ為には、毎日のセルフケアを丁寧に行うことと定期的にプロフェッショナルケアを受けることが大切で、それによる誤嚥性肺炎の予防効果は高いと言われています。また、お口の中を触り刺激することは、「嚥下反射」という飲み込む機能にも好影響を与えると言われています。
訪問歯科診療では、疾病や障がいなどにより歯科医院に通院することが難しい方が自宅や施設等で歯科医院と同等の治療や口腔ケアを受けていただくことができます。
訪問歯科診療の詳しい条件はこちら↓↓↓
2023.02.23
訪問歯科
...
歯科医院に通院することが難しい方は、ご自身でのセルフケアを丁寧に行うことが困難である傾向がありますが、訪問歯科診療を利用していただくことでお口の中の細菌を減らすことができ誤嚥性肺炎の予防に繋がります。
そのため、歯科医師や歯科衛生士の定期的な訪問による歯のクリーニングが重要視されています。
定期的に歯科医師や歯科衛生士による歯のクリーニングを受けることで、誤嚥性肺炎の原因となる細菌の塊「歯垢（プラーク）」を除去することができます。
加えて、適切なセルフケアを身に付けられるように歯磨き指導をご本人様はもちろん、ご家族様や介護者に負担の少ない口腔ケアの方法をお伝えしております。
また、食事の姿勢や一口の量によっても飲み込みやすさは変わるため、誤嚥しにくい食事の仕方をアドバイスさせて頂きます。
訪問歯科診療は、歯の健康だけではなく身体の健康の維持にもつながりますので、定期的な予防ケアをご自宅や介護施設で受けましょう。
コメント