皆様、こんにちは。
阪急箕面駅より徒歩3分にある尾川歯科医院です。
矯正治療中は歯磨きが難しくなる傾向があります。
理由は、悪い歯並びで磨きにくいことに加えて、矯正装置にも食べかすや汚れが付くため歯磨きにテクニックが必要になるからです。
今回は、矯正治療中の歯磨きを適切に行うための歯磨き方法や清掃補助用具をご紹介いたします。
矯正治療中の歯磨きのポイント
まずは、矯正治療中の歯磨きのポイントからみてみましょう。
矯正治療中に食べかすや汚れが溜まりやすい場所は、以下などが挙げられます。
- 歯と歯の間
- 歯と歯ぐきの境目
- ワイヤーと歯の間
- ブラケットの周り
歯並びが悪い方は、歯と歯が重なったり歯が捻じれたりしていることが多く歯並びがよい方にくらべると歯の間や歯と歯ぐき境目に食べかすが詰まりやすい傾向があります。
歯と歯の間に歯ブラシの毛先を入れるためには、1~2本ずつ歯ブラシを小刻みに動かしていきましょう。
また、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先が入るように、歯ブラシを歯に対して45度で当てるのがポイントです。
このときにワイヤーが邪魔にならないように歯磨き中は鏡を使用してチェックしましょう。
さらに、ブラケットの周りも食べかすが付着しやすいため歯ブラシをブラケット側に向けるのも忘れないようにします。
矯正治療中の歯磨きに使用したい清掃補助用具
歯ブラシだけのセルフケアでは矯正治療中に限らず、むし歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を完璧に除去することは難しく、約6割の汚れしか落とせません。
そこで、歯ブラシに加えて清掃補助用具を使用し歯垢除去率を8割くらいに高めることが大切です。
矯正治療中に使用したい清掃補助用具は以下が挙げられます。
- 歯間ブラシ
- デンタルフロス
- タフトブラシ
歯間ブラシは、歯と歯の間の隙間が広い部分の歯垢を除去するもので矯正治療中でも使用が可能です。
前歯の清掃に向いている「ストレートタイプ」と奥歯の清掃に向いている「L字型タイプ」があります。
デンタルフロスは、歯と歯の間の隙間が狭い部分や歯と歯ぐきの間の歯垢を除去する糸のことで、柄がある「ホルダータイプ」と長さを調整できる「ロールタイプ」の2種類があります。
矯正治療中は後者をしようするとワイヤーが邪魔になりません。
ワイヤーやブラケット周り、奥歯の歯など歯ブラシでは届きにくい細かな部分を磨きたいときは、一筆状になった「タフトブラシ」を使用するのがおすすめです。
矯正治療中でも清掃補助用具を上手く活用することで、毎日の歯磨きをストレスなくできるようになりお口の健康を保つことができます。
尾川歯科医院では、患者様に適切な歯磨きや清掃補助用具の選択をお手伝いできるように、ブラッシング指導を行っていますので、お気軽にご相談にお越しください。
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