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院長コラム

矯正治療で歯はどうして動くの?~歯の動きと骨代謝~

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院長・尾川真也

皆様、こんにちは。阪急箕面駅より徒歩3分にある尾川歯科医院です。

「矯正治療で歯並びを整える際にどうやって歯は動いているの?」
「なぜ矯正治療は時間がかかるの?」と疑問に思ってはいませんか?

矯正治療で期間がかかるのは、歯の動きや仕組みに関係しています。今回は、矯正治療で歯の動く仕組みと骨代謝についてお話しします。

矯正治療で歯が動く仕組み

矯正治療では、動かしたい方向に歯を移動させて徐々に歯並びを整えます。
歯の根っこは顎の骨に埋まっていますが、歯の根の周りには歯根膜というクッションの役割をしている膜があります。

歯を動かすときには歯根膜の動きがポイントです。

たとえば、歯を右に動かすと歯の根の右にある歯根膜は押しつぶされます。
そして、歯の根の左にある歯根膜は引っ張られて伸びます。

歯根膜は元に戻ろうとするため、押しつぶされた方は伸びようと、引っ張られた方は縮もうとします。
その際に、顎の骨を溶かしたり、生成したりする骨代謝というメカニズムが起きます。

徐々に歯が動かしたい方向に移動して、そのときに顎の骨が吸収と生成を繰り返して歯並びが整って行くのです。
1日に0.1mmくらいしか歯は移動しないため、矯正治療の期間はかかるのです。

骨代謝と歯の動き

歯列矯正では、骨代謝が起こり歯は溶かされたり、生成されたりします。
歯根膜が圧迫されると血流が悪くなり顎の骨を維持しておくための栄養が行き渡らなくなり、顎の骨は溶かされてしまうのです。

反対に、歯根膜が引っ張られると血管は広がり血流が増速して顎の骨に栄養が行き渡り、顎の骨が生成されます。
このように、歯根膜は栄養を届ける、歯を衝撃から守るなどの大切な役割があるのがわかります。

歯根膜は健康な天然歯にしかないため、人工歯であるインプラント、神経や血管を取り除いた根管治療をした歯は歯列矯正で動きが悪く治療をやり直す必要もでてきますのでよく相談して治療を進めましょう。

矯正治療で歯並びを整えよう

矯正治療は時間がかかると思われる方も少なくありませんが、骨代謝を利用してじっくり美しい歯並びに整えるために必要な時間です。

当院では、人目を気にすることなく診療に集中できるように仕切りのある診療室で治療を受けていただけます。

歯並びが悪くて悩んでいる方は、リラックスできる空間で過ごせる尾川歯科医院にご相談にお越しください。

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院長・尾川真也

当院へのご予約は電話もしくは、WEBからも可能です。

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