皆様、こんにちは。
阪急箕面駅より徒歩3分にある尾川歯科医院です。
歯をいつまでも健康に保ちたいと考えている方へ。
お口の健康を保つにはむし歯になってからではなく、お口が健康なときから定期検診を受けることが大切です。
今回は当院で行える歯のクリーニングである「歯石除去」と「PMTC」の違いを解説します。
歯石除去とは?
まずは、歯石除去の特長とメリットをみてみましょう。
歯石除去の特長
歯石除去は、歯の表面に付着した細菌の塊である「歯垢(プラーク)」や歯石を専用の器具で取り除く処置方法です。
基本的には保険診療内の定期検診で歯石除去を行いますので、3~4ヶ月に1回くらいのペースで受けていただけます。
歯石はセルフケアでは落とすことが困難なので、定期的に歯科医院で国家資格を持った歯科医師または歯科衛生士が専用の器具で取り除いて歯の健康を維持します。
使用するのは手用のスケーラーと呼ばれる器具や、超音波やエアーを用いた機械のスケーラーがあります。
歯石除去のメリット
歯垢はむし歯や歯周病の原因といわれており、食事の後に食べかすが歯に残った状態を放置すると食べかすの中で細菌が増殖して歯の表面に白くて粘り気のある汚れが溜まります。
さらに、歯垢をしっかり歯磨きで取り除けないと唾液に含まれるリンやカルシウムが沈着して2週間ほどで「歯石」に変化します。
歯石は表面がザラザラしているため、歯垢が付着しやすく悪循環が生まれますので、定期的に歯科医院で除去してお口の健康を保つことが可能です。
PMTCとは?
次にPMTCの特長やメリットをみてみましょう。
PMTCの特長
PMTCはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略称で、歯面清掃のことを指します。
国家資格のある歯科医師または歯科衛生士が歯の表面に付着している「歯垢」「歯石」「着色」などの汚れを徹底的に器具や機械を用いて除去します。
はじめにスケーラーによる歯石除去を行い、次に回転機器やブラシ、チップを用いて歯ぐきの内側3mm程度まで研磨剤の配合されたペーストを用いて歯の表面を磨き上げます。
仕上げにフッ素塗布を行いよりむし歯になりにくい環境に整えることも可能です。
しっかり歯を磨いているのにむし歯が再発する方や歯の着色汚れを落としたい方にもおすすめです。
PMTCのメリット
歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石、着色汚れを除去することが可能です。
これにより、歯周病やむし歯などの病気から歯を守ることができます。
PMTCは保険適用外になるのが特徴ですが、1ヵ月に1回など通院頻度を短くして歯の健康を守りたい方に向いています。
(出典:厚生労働省e-ヘルスネット_PMTC(歯石除去・歯面清掃)より)
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