
皆様、こんにちは!
阪急箕面駅より徒歩3分にある尾川歯科医院です。
誤嚥が引き起ると命に危険が及ぶことがあります。
このようなリスクが高まるシニアの方はパタカラ体操を食前などに取り入れることが大切です。
今回は、誤嚥とはなにか、パタカラ体操の手順や効果を紹介します。
誤嚥とは?
誤嚥とは、食事中に食べものや飲みものが食道ではなく誤って気道に入ることです。
誤嚥が引き起ると強くせき込んだり、むせを起こしたりするのが一般的です。
お口周りの筋力が弱まり飲み込む力が低下したシニアの方は、誤嚥が引き起りやすい傾向にあります。
誤嚥により飲み込んだものが気道から肺へいくと、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクも高まります。
誤嚥性肺炎は、お口の中の細菌が唾液にまざり食べものと一緒に肺に到達することで肺で炎症が起こります。
主な症状は咳、発熱、痰、呼吸困難などが挙げられ死因のひとつともいわれている恐ろしい病気です。
そのため、筋力が衰える前から、もしくはシニアになってからはお口のトレーニングをすることが大切なのです。
パタカラ体操の手順と効果
ここからは、パタカラの手順と効果を解説します。
パタカラ体操の手順
パタカラ体操は、お口の動きと発声により食事の際に使用する筋肉を整えるトレーニングのことです。
「パ」「タ」「カ」の単音を1つずつ発音することから開始してみましょう。
単音の発音ができれば、「パパパパパ」「タタタタタ」「カカカカカ」と連続で発音します。
その後、「パンダのパ」「カラスのカ」など文を発音することで舌や頬、唇などの筋力を鍛えます。
少しでもよいので毎日続けることで筋力を保ったり鍛えたりすることが可能です。
パタカラ体操の効果
病院や介護施設でも実施されている「嚥下訓練」です。
継続することで
・誤嚥を防ぐ
・唾液の分泌を促す
・しっかり自分の力で食事ができる
などの効果が得られます。
歯科医院に通えない方は訪問歯科診療をご利用ください
当院では、誤嚥性肺炎を防ぐためにもご自宅や老人ホームなどに伺い歯科治療や口腔ケアを行う「訪問歯科診療」を行っています。
当院を中心に、大阪府、兵庫県を含めた半径16Kmの範囲となりますが、歯科医院と同等の診療を受けていただくことが可能です。
誤嚥性肺炎を防ぐためには、ご自分でもできるパタカラ体操はもちろん定期的な口腔ケアも大切です。
気になる方はご相談ください。