
皆様、こんにちは。
阪急箕面駅より徒歩3分にある尾川歯科医院です。
むし歯ができる場所があることをご存じでしょうか。
知っておくことで意識的に歯磨きすることができて、歯をむし歯から守れる可能性は高まります。
今回は、子どものむし歯ができやすい場所を特徴や年齢を含めてお話しします。
むし歯ができやすい場所や年齢【子ども】
まずは子どものむし歯の特徴を解説します。
むし歯ができやすい場所

子どものうちむし歯は以下の場所にできやすい傾向があります。
・乳歯の奥歯
・前歯の裏側
・6歳臼歯
前歯の裏側は、ジュースやイオン飲料などの飲みものを哺乳瓶で飲むことによりむし歯になりやすい傾向があります。
また、乳歯の奥歯(D・E)の噛み合う溝に食べかすが詰まりやすくむし歯の細菌の住みかになることもあります。
さらに、奥歯の永久歯は生え始める時期にむし歯になりやすい傾向があります。
理由は、乳歯のさらに奥から生えるため萌出したことに気付かず歯磨きをすることを忘れてしまうからです。
他にも永久歯の奥歯の溝は複雑で深いため食べかすや細菌が溜まりやすいこともむし歯になりやすい理由として挙げられます。
むし歯ができやすい年齢

むし歯になりやすい年齢は、以下を目安にしましょう。
・前歯の裏側:1~2歳くらい
・乳歯の奥歯:2歳半前後
・永久歯の奥歯:6歳、12歳
哺乳瓶う蝕(むし歯)とも言われる前歯の裏側のむし歯は、1~2歳くらいに注意が必要です。
哺乳瓶でミルクを飲む習慣が乳歯の前歯が生えてからもなくならずに、哺乳瓶にジュースやイオン飲料を入れて飲むお子様はむし歯ができやすいです。
糖の含まれた飲み物がちょうど前歯の裏側に触れることが原因として挙げられます。
そのため、1歳をすぎたらストロー飲みの練習をしましょう。
これにより、前歯の裏側に糖の含まれた飲みものが触れにくくむし歯のリスクも低減します。
また、6番目の永久歯は6歳、7番目の奥歯は12歳くらいで生えます。
この時期に奥歯が生えてきていないかチェックすることを保護者の方が行うことが大切です。
生え始めは歯が完全に萌出しておらず食べかすが詰まりやすく歯ぐきが出血したり腫れたりする傾向がありますので、より念入りに磨いてください。
お子様だけではセルフケアが不十分になるため、できれば12歳くらいまでお子様が歯磨きをした後に保護者の方がチェックする仕上げ磨きをするのが望ましいです。
当院では、仕上げ磨きに関してのご質問を受付けておりますのでお気軽にご質問ください。