箕面市の歯医者【尾川歯科医院】

セラミック治療のメリット・デメリットを歯科医がわかりやすく解説します

セラミック治療で美しく自然な白い歯に仕上がり鏡を見て満足する女性患者

箕面市の尾川歯科医院の尾川です。 虫歯治療や見た目の改善の際、「セラミックの歯ってどうなんですか?」というご質問をよくいただきます。 雑誌やSNSでは“白くてきれい”というイメージが先行しやすいですが、実際にはメリットもあればデメリットもあります。

「保険のつめもの・かぶせ物」との違いも含め、歯科医の立場から“誤解されやすいポイント”も交えて解説します。

セラミックとは?

一言でいうと、白く・硬く・変色しにくい歯科用の陶材です。 ただ「セラミック」と呼ばれるものにも種類があり、

・ジルコニア
・e-max
・ハイブリッドセラミック(セラミック+樹脂)

などがあり、適応部位や強度、審美性が少しずつ違います。

セラミックのメリット

変色しにくく、長く美しさを保てる

レジン(白い樹脂)は数年で黄ばむことがありますが、 セラミックは10年経っても色がほぼ変わらないのが特徴です。

コーヒー・紅茶・ワインをよく飲む方でも安心です。

二次カリエス(再び虫歯)になりにくい

セラミックはつるっとした表面でプラークが付きにくいうえに、 精度の高い接着が可能なため、すき間ができにくいという大きな特徴があります。

実際、保険の金属やレジンと比べると再発率はかなり低いです。

金属アレルギーの心配がない

完全に“金属ゼロ”。 金属イオンの溶出がないため、 お口の中や体への反応が出る心配はありません。

自分の歯の色に合わせて作れる

周りの歯と馴染む自然な色、透明感を再現できます。 特に前歯では、セラミックと天然歯の区別がつかないことも多いです。

歯ぐきが黒っぽくならない

金属を使うかぶせ物で起こる 「歯ぐきが黒っぽく見える問題(ブラックライン)」 は、セラミックでは起きません。

セラミックのデメリット

自費診療なので費用がかかる

最大のデメリットといえばここ。 保険治療と比べると費用は高額になりますが、 その分精度・材料・審美性が大きく改善されます。

“長期的に見れば安定している治療”と捉える方も多いです。

極端に強い力が加わると割れることがある

セラミックは硬いですが、 瞬間的な衝撃には金属より弱い側面があります。

・歯ぎしり
・食いしばり
・スポーツでの外傷

などがある方は、マウスピースの併用が必要な場合もあります。 ただしジルコニアは割れにくく、奥歯に強く適しています。

調整が必要な場合がある

セラミックは硬いため、 咬み合わせの微調整がレジンほど簡単ではありません。

とはいえ、作製前の設計段階で精密に調整するため、 「完成してから大量に削る」といったことはほとんどありません。

自宅でのケアは必要

“セラミック=絶対に虫歯にならない”ではありません。 セラミック自体は虫歯になりませんが、 土台の歯は虫歯になる可能性があります。

定期検診とクリーニングは必須です。

セラミックが向いているのはこんな方

・長持ちする治療を選びたい
・以前つめた金属が気になる
・前歯の見た目を自然にしたい
・歯ぎしり・食いしばりがあるが、割れにくい素材を選びたい(→ジルコニア)
・再発しにくい治療を希望している

セラミックの種類によっても向き・不向きが異なるため、 実際にはお口の状態を見たうえで最適なプランをご提案します。

まとめ

セラミックは、

・変色しない
・虫歯再発が少ない
・自然で美しい
・金属アレルギーの心配なし

という大きなメリットがある材質です。 一方で、費用がかかる・衝撃には弱いというデメリットもあります。

「見た目の改善」と「長期安定」を両立した治療として、 多くの方に選ばれているのがセラミックです。 気になる方はお気軽にご相談ください。

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