歯を補うための治療にはいくつか種類がございます。 その中からメリットデメリットをふまえて治療法を一緒に考えていきましょう。

当院の歯を補う治療法について

歯の模型
ブリッジ・入れ歯・インプラントは、歯周病や虫歯、根が折れてしまったことが原因で、残念ながら歯を失ってしまった場合に、その部分を補うために行う治療法です。 尾川歯科医院では、歯を失った後、そのままにしておく場合も含め、これらの治療法の違いについて説明させていただき、おひとりおひとりに治療法を選択していただいております。

歯を補う治療メニュー

ブリッジ (保険適応・保険適応外)

失った歯と隣り合う歯を土台にして、歯のない箇所に人口の歯の「橋」を渡す方法です。
≪長所≫ ○形は天然の歯とほぼ同じで、異物感が少ない 〇素材によっては、見た目も天然の歯と変わらない 〇保険内で治療ができる
≪短所≫ ×土台にする歯は健康であっても、削る必要がある ×土台にする歯に負担がかかるため、歯の寿命が短くなりやすい ×汚れがたまりやすいので、虫歯や歯周病になりやすい

入れ歯 (保険適応・保険適応外)

失った部分の歯と、それを固定する金具で構成された義歯を入れる方法です。
≪長所≫ ○治療が安全で、3、4回の診療で入れ歯を入れられる 〇周囲の歯を削ることはほとんどないため、健康な歯への負担が少ない 〇保険内で治療ができる
≪短所≫ ×食事のたびに取り外し、手入れをする必要がある ×異物感が強く、慣れるまでに時間がかかる ×周囲の歯に固定するための金具が目立つため、入れ歯だということがわかってしまう ×噛む力が天然の歯に比べ3分の1になり、硬いものを食べるのが難しい

インプラント (保険適応外) 385,000円/1本

金属の歯根を顎の骨に埋め込み、その上にセラミックなどの人工歯を被せる方法です。
≪長所≫ ○他の歯を傷つけないため、健康な周囲の歯への負担が無い 〇見た目が天然の歯とほぼ同じで目立たない 〇構造が天然の歯と変わらないため、噛む力もそれまで通り保つことができる
≪短所≫ ×保険が適用されないため、費用が高額になる   ×手術が必要で、治療期間が長くかかる ×顎の骨の状態によっては、処置ができない場合もある

歯を失ったあと、そのまま放置していると・・・

①歯並びが悪くなり、歯みがきがしづらくなる
歯ブラシ
失った歯と噛み合っていた歯が伸びてきたり、前後の歯が倒れてきたりして、歯並びが悪くなります。 その結果、歯磨きがしづらくなり、汚れが溜まって虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。

②奥歯が無くなると出っ歯になる
奥歯の模型
失った歯が奥歯だった場合、前歯が強くぶつかるようになります。 その衝撃で徐々に前歯が前へ前へと倒れてきてしまい、いわゆる、「出っ歯」になってしまいます。

③顔の形が変わる
女性の口元
口の中の片側の歯を失ってそのままにしていた場合、食べ物を噛むときに、歯の残っている側ばかりで噛む癖が付きます。その状態を続けていると、顔の周りの筋肉にも影響が出てきて、最終的に顔の形が変わってしまうということが起きてきます。

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院長・尾川真也

歯が抜けたまま放っておくことで、上のように、さまざまな影響が出てきます。 結果的に他の歯の寿命を縮めてしまい、それが進んでいくと、歯だけではなく、体の健康にも大きく影響を及ぼします。 そこで、その抜けた歯の部分を補うために、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの治療法があるのです。